[小金井市]いわゆる「慰安婦問題」について、国の対応を求める意見書採択を求める陳情書


1 陳情要旨

貴議会が、平成21年6月24日に採択した、「日本軍『慰安婦』問題に対する国の誠実な対応を求める意見書」について、平成26年8月5日、6日に朝日新聞の訂正記事によって明らかとなった事実に基づき、国に対応を求める意見書の採択を陳情します。

2 陳情理由

貴議会は、平成21年6月24日に、「日本軍『慰安婦』問題に対する国の誠実な対応を求める意見書」を採択しています。この意見書では、2007年にはアメリカ、オランダ、カナダ、EUなどの議会において、日本政府に対し「慰安婦」問題の責任を認め、公的に謝罪することなどを求める決議が採択されたとしています。また、フィリピン、韓国及び台湾でも同様の意見書が採択されていることにも言及されています。

各国の意見書の強制性を海外に広めたのは1996年に国連人権委員会に報告された「クマラスワミ報告」です。クマラスワミ報告は、吉田清治氏の「私の戦争犯罪-朝鮮人強制連行」からの引用も見られ、信ぴょう性について議論されています。

平成26年8月5日、6日の朝日新聞は、吉田清治氏の著作について取り上げた記事を誤報であるとして取り下げました。これによって「従軍慰安婦」の強制連行の重大な根拠が崩れて以降、各自治体で意見書、決議について見直しがなされています。

海外で決議された意見書をはじめ、日本国内の自治体が可決した意見書は、海外において慰安婦問題の誤った認識を広める結果となっています。一例として、米国グレンデール市にて慰安婦像の設置が市議会で議論された際には、貴議会が可決した意見書が「従軍慰安婦」の被害の根拠として取り上げられています。

このような新たな事実が明らかになった現在の状況に鑑み、貴議会においても、新たな検討結果に基いて、日本国民の損なわれた名誉の回復と事実の発信を国に発信していただきたく意見書を採択していただくことを陳情します。